Cut-Rate. Special Feature

“Oliver Jones”

An Insiders Perspective
カリフォルニア州、オレンジカウンティにて毎夏開催されるBORN FREE。アメリカ本土だけに留まらずヨーロッパやオーストラリアなど、世界各国から足を運ぶ一大バイカーズイベントだ。昨年最もバイクカスタムのノウハウを知り尽くした男、インバイティッドビルダーを受賞したオリバーももちろん参戦。今年は世界中で人気を博し、新設の“FXR”コンテストで出場。プロクラスで優勝を果たし、初代チャンピオンの栄冠を獲得した。
Born free is the premier vintage bike show in the US today.
were classic and custom bikes take the spotlight. 25 invited builders from around the world build one of a kind bikes and compete in various classes.

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焼け焦げたようなオイルの匂いが漂うガレージ。溶接から組み立てまでのすべての工程をここで行い、世界一のカスタムバイクを生み出し続けている。ヴィンテージパーツやイメージソースとなる貴重な資料も所狭しと並ぶ。
Olivers garage is cool place that smells like a mix of old motor oil and burning incense.
a collection of old and new parts on shelves and hanging on the walls, adds to the overall feel and aesthetic of the bikes that come out of it.


An Insiders Perspective

Interview with Oliver Jones
—今回はなぜ「FXR」コンテストに出場したのですか?
「”FXR”は、ここ2年〜3年の間にとても人気が出たバイクで、今は世界中のビルダーがカスタムしてるんだ。BORN FREEでも今年から新しくカテゴライズされたコンテストで、今一番アツくて流行ってる。今回は100台以上がエントリーしていたね。俺が”FXR”をいじり出したのは約4年前で、注目してたし、よく乗っていたよ」
—オリバーにとって「FXR」の良さは何ですか?
「ハンドリングが良いし、バランスも良い。歴史あるクラブハーレーとしての乗りやすさがあるんだ。それをアレンジして、フルカスタムしたよ。オールブラックとかの似たスタイルが多い中、ここまで雰囲気が異なる”FXR”を見るのはみんな初めてだったんじゃないかな」
—今作の特徴やコンセプトを教えてください。
「カールやサイドバッグなど元々の”FXR”が持つクラブスタイルに、タンクやハンドル、ペグ部分を高くしたフリスコスタイルをミックスさせたんだ。ウィールは前21インチ、後ろ18インチで通常よりもサイズをアップさせて、チョッパーっぽさも混ざっているかな。あと純正のフレームは溶接痕があってボコボコだから、手作業で削って丸みを出したり、滑らかにして形を整えたんだ。それら全部を自分の特徴でもあるナローラインで仕上げたミクスチャースタイルだね」
—もうひとつの特徴でもあるパーツ使いは?
「もちろん、パーツはトレンドの新品からヴィンテージを混ぜているよ。KIMTAB風の新しいウィールやカーボンを使ったカール、オリジナルの生地とレザーで作ったサイドバッグ、鉄板から製作した短めのマフラーとサイドカバー、スケルトンのミッションカバー……。ワンオフで作ったものも多いかな。カーボンやスケルトンは今後も使っていきたいね」
—エンジンもカスタムしているんですか?
「エンジンは2100ccで、全部バラして磨いたんだ。ミクニのキャブレターはシルバーしかなかったから、ブラックに変更して、チョッパー風にカバーは付けずに組み立てたよ」
—前大会の優勝者としてのプレッシャーはありましたか?
「もちろんプレッシャーは感じてたよ。でも、今回は”FXR”コンテストだし、前回とは違うからできるだけ気にしないように心がけた。去年は本当にギリギリだったけど、今回は約半年間の製作期間があったし落ち着いて作ることができたよ」
—ビルダーとしての今後の予定を教えてください。
「しばらくは“FXR”かな。その次はKAWASAKIのバイクを組もうと思ってるよ。まぁ体力的にもしんどいけど、相変わらず作っていく予定だから楽しみにしててよ」
1. Did you enter the FXR show this year.?
– This year I was an invited builder, for the main show and I also wanted to build a bike for the FXR show specifically.
2.What is good about your FXR
-Everything.! the engine, the suspension frame, wheels, paint. everything
3.What is special about the FXR you built?
-This FXR is a cross between a Club style build and a frisco style chopper. I really wanted to do something that was not just another all black FXR.
4. What else is special about the parts.?
-the mix of trendy vintage parts and hand made one off parts. each one has its place.
5.What about the engine?
-The engine is 124″ CI full show polished, S&S engine.. with a custom black Mikuni carb, and custom badges.
6. Was there Pressure from returning as a builder after winning last years show.
-Yes lots of pressure! you have to do something different and to the next level every year.
7.Whats next for you as a builder?
-I have some other FXRs to finish and then maybe a custom kawasaki for another show.
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今回のBORN FREEに向けて組み上げた“FXR”。カーボン製のカールやカットレイトタグを付けたレザーのサイドバッグなど、クラブ系ハーレーの魅力を残しつつ、剥き出しのキャブレターやステップの位置などを巧みに組み替え、フリスコ仕様へとアレンジ。ヴィンテージパーツに大きく湾曲させたワンオフで製作したマフラーやスケルトンのミッションカバーなどオリジナルパーツをミックスせたオリバーらしい渾身の1台だ。
The Born Free Fxr, Is a mix of current Club style, fxrs and , classic frisco choppers. a round tube back bone frame, with a narrowed superglide tank, Frisco mounted, with high tech paint in an Old school motif. Clear covers, black suede and leather seats, and narrow styling that relate back to other builds, while custom made bags, and pipes are all one of a kind.

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